Highlight 見どころ

1もっとも美しく、もっとも重要な美人画《序の舞》の魅力をたっぷりと

本展は、上村松園作《序の舞》(昭和11年、重要文化財)の修理完了後、はじめての一般公開となります。
京都に生まれた松園は、竹内栖鳳らに学びながら独自の美人画様式を確立。官展を中心に活躍し、女性としてはじめての文化勲章を受章しました。松園作品の中でも人気が高い《序の舞》は、同時に、近代美人画の最高傑作とも言うべき作品です。

上村松園《序の舞》

上村松園《序の舞》(重要文化財)昭和11年(1936) 東京藝術大学蔵

修理について

2江戸時代から昭和前期まで、美人画の歴史をじっくりと

本展は、《序の舞》にいたる美人画の源流を江戸時代初期の風俗画にまでさかのぼり、歴史的な流れをたどれるよう構成されています。第1章では松園も影響を受けた江戸時代の浮世絵、西川祐信、三畠上龍、喜多川歌麿などの作品を紹介。
第2章、第3章では明治以降に確立していく近代美人画の展開を、《序の舞》が制作された昭和戦前期までたどります。

《舞踊図》

《舞踊図》(重要美術品)六面のうち一面
江戸時代(17世紀) サントリー美術館蔵
3/31-4/15展示

菊池契月《散策》

菊池契月《散策》昭和9年(1934) 京都市美術館蔵

3東の清方、西の松園。東西美人画の名作が一堂に

東西美人画の競「艶」です。東京画壇は鏑木清方や山川秀峰ら、関西画壇は上村松園をはじめ菊池契月、北野恒富ら著名作家たちの名品を集めています。松園とともに三園と称せられた島成園、池田蕉園の秀作や、知られざる東京美術学校卒業制作の異色作にもご注目ください。

上村松園《母子》

上村松園《母子》(重要文化財)
昭和9年(1934)東京国立近代美術館蔵

上村松園《鼓の音》

上村松園《鼓の音》昭和15年(1940)松伯美術館蔵